「村治佳織 GREEN SLEEVES」
ギタリスト 村治佳織の「GREEN SLEEVES
シェークスピア時代の音楽」と題されたCDである。
最近毎日のように聴いているお気に入りの一枚である。
村治佳織のCDは以前にスカルラッティを集めたものや
「アランフェス協奏曲」などもとっても素敵だが
このバロック以前のルネッサンス期のリュート音楽を集めたものは
それ以上だ。この時代の音楽は形式にとらわれることなく
自由に書かれたものがおおく それらを個性的に見事に弾きわけている。
特に心をとらえたのは20曲目の「パッサメッゾ」という
わずか3分あまりの曲だ。
この曲はイエペスがギターで ラゴスニッヒがリュートで弾いたものを
聴いたことがあるが 村治のアプローチはそれらとまったく異なる。
僕自身もこの曲はイエペスが弾くように「明るい行進曲風の変奏曲」と
とらえていたが 村治はこれを「葬送行進曲」のように
静かに 静謐の奏でる。このアイデアがすごい。
なぜこんなアイデアがどこからでてくるのか。
今までのこの曲のイメージとまったく違うものを提示されて
またそれがたまらなく魅力的なのだ。
「天才」はときどきこういうことをやって「凡人」の心を惑わせる。
ちょっと村治にもこんな天才的なところがある。
それにしてもなぜ日本からはこの村治はじめ木村大のような
天才的なギタリストがどんどんでてくるのだろう。
なんかギターって楽器は日本人と相性がいいのか・・・
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Comments
村治佳織は「むらじ かおり」と読むのか?
これも聞いてみたいが、ラゴスニッヒのCDもあるのか?
Posted by: osamu hasegawa | May 17, 2005 at 09:50 PM